懲役30年「両被告とも重大な犯罪で他の首謀者や実行者と同等に罪状は重い」

判決が出たのは犯行の“指示役”“仲介役”とも呼ばれた佐々⽊光(30)被告と平⼭綾拳被告(27)だ。

起訴状が示す事件の構図はこうだ。宝島さん夫婦の経営に不満を持った長女の真奈美被告(33)と内縁の夫の関根誠端(せいは)被告(34)が殺害を計画。関根被告は上野でキャッチをしていた佐々木被告に実行部隊探しを命じる。

佐々木被告はクラブで知り合った平山被告に話を持ち込んだ。これを快諾した平山被告は、これまたクラブ仲間の姜光紀(カン・グァンギ)被告(22)と、NHKの大河ドラマ『軍師官兵衛』で主人公の子供時代を演じたことがある元子役俳優の若⼭耀⼈(キラト)被告(22)を引き入れる。

そして2024年4月15日夜、関根被告と謀った当時不動産会社役員・前⽥亮被告(38)が物件紹介名目で東京・東五反⽥の空き家のガレージに宝島さん夫妻を誘い出し、カン、キラトのふたりが電気コードで⾸を絞めたりハンマーで頭を殴ったりして殺害。遺体を平山被告の車で那須町まで運び⽕をつけて遺棄した――。

当局がみる宝島夫妻殺害事件の〈関係図〉
当局がみる宝島夫妻殺害事件の〈関係図〉
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「検察はこれら7被告を殺人や死体遺棄罪の共同正犯として起訴しました。6月に佐々木、平山両被告の公判が先頭を切って始まり、佐々木被告は起訴事実を認め、平山被告は『佐々木被告に指示された』としてほう助に当たると主張しました。どちらの被告の弁護人も判決は懲役20年程度が適当だと主張していました」(司法記者)

裁判員裁判の結果、3日の判決で地裁は起訴事実をほぼ認定。平山被告は、

「実行犯を探しただけではなく、凶器の提供、実行犯への指示、死体の遺棄場所を決めるなど重大な犯罪で必要な役割を果たした」

と共同正犯が成立するとして幇助犯にすぎないとの主張を一蹴。さらに、

「両被告とも重大な犯罪で他の首謀者や実行者と同等に罪状は重い」

と、他の5被告にも相当不利となる認定を言い渡した。

宝島さん夫妻
宝島さん夫妻