「500万~600万円で中国人夫婦の死体を処分してほしい」
事件で検察は、宝島さん夫妻の長女・真奈美被告(33)や、その内縁の夫の関根誠端(せいは)被告(34)ら7人を殺人や死体遺棄罪などで起訴している。
起訴状によると7人は共謀し、2024年4月15日夜、東京都品川区東五反田の空き家の屋内ガレージで宝島さん夫妻の首を電気コードで絞めて殺害し、遺体を那須町に運び遺棄した。
当局は、主犯格とみる関根被告と真奈美被告が、経営の主導権を奪おうと計画を立てたとみている。
関根被告が、上野でキャッチをしていた佐々木光被告(30)被告に実行役の手配を求め、佐々木被告は渋谷のクラブで知り合った平山綾拳被告(27)に人を集めるよう発注。平山被告はクラブ友達の姜光紀(カン・グァンギ)被告(22)と元俳優の若山耀人(キラト)被告(22)の2人を誘って具体的な指示を与え、この2人が殺害と遺体遺棄の実行行為を担った。殺害場所の民家は関根被告の知人で不動産会社役員だった前田亮被告(38)が提供した――というのが当局がみる事件の構図だ。
事件の裁判員裁判は6月22日から東京地裁で始まった。まず佐々木、平山両被告の公判が行われている。そこで佐々木被告は起訴事実を認め、平山被告は「(自分は殺人などの)幇助犯だと思います」と述べ、殺人罪より減刑されるべきだと主張している。
24日の公判で佐々木被告は、関根被告から出されたとするオーダーを事細かに話した。趣旨はこうだ。
「最初関根から『500万~600万円で中国人夫婦の死体を処分してほしい』と依頼があった。その夫婦とは飲食関係でもめていると説明された。
その中国人夫婦が内縁の妻の両親であることを聞き、本気で言ってるのかと思ったが、関根は『内縁の妻も知っている。両親と言ってもろくに子育てされていない』と言っていた。
仕事ができなくなると思い断ることができなかった。関根からは自分の家族の名前を挙げられて脅されていたこともあった」(佐々木被告の発言要旨)













