現場は電車が撮影できる隠れ人気スポット
事件の概要を、社会部記者が解説する。
「被疑者らは共謀のうえ、今年4月4日午後1時30分ごろから午後3時10分ごろまでの約1時間半以上にわたり、小平市内の公園で10代の男子中学生を4人で取り囲みました。
被害者に対して『50万円をよこせ』『(持っている)カメラをよこせ』などと脅したうえ、胸ぐらをつかんで左肩を殴打したほか、腹部を足で踏みつけるなどの暴行を加え、現金5000円と時価15万円相当のカメラ1台を力ずくで奪い取った疑いが持たれています」
警視庁によると、逮捕された4人と被害者の男子中学生は、以前からSNSを通じて鉄道写真の撮影現場などで交流のあった「撮り鉄」仲間だったという。
しかし、昨年7月ごろにSNS上でのやり取りを巡って何らかのいさかいが発生。事件当日、被害者の中学生は加害者の少年グループ側から「また一緒に電車の写真を撮影しに行こう」などと誘い出され、現場の公園に呼び出されていた。
調べに対し、18歳の男は容疑を一部否認しているものの、残る少年3人は「間違いありません」と容疑を認めている。
事件の舞台となった小平市内の公園は線路や踏切が近く、ファンの間では以前から、鉄道をきれいに撮影できる「隠れスポット」として知られていた。近隣住民はこう証言した。
「あの公園にはジャングルジムや見晴らし台があり、線路脇に位置することから撮影スポットになっています。そのため、大きな三脚やカメラを抱えた少年や若い人たちが集まって、わちゃわちゃと撮影している姿をよく見かけますね。
普段から大声で騒ぐといった目立った迷惑行為はそれほど記憶にありません。ただ、一部の熱心な人たちは、高さが2メートル20センチほどあるジャングルジムの一番高いところにまで登って、上からカメラを構えて撮影していました。
床やウッドデッキの上に三脚を置いて撮るのが普通だと思っていましたが、わざわざ危ない高い場所にまで登るのを見て、写真に対する気合いの入り方が違うなと感じていました」













