「般若心経を写経している」「深く反省しています」
多少の減刑があったとしても数十年の刑務所暮らしを突きつけられると、佐々木被告は公判の終盤、
「遺族にダメージを与えたことに深く反省し、後悔しています。毎日被害者のことを考え、贖罪をしていこうと思っています」
と陳述し、般若心経を写経するという趣旨のことを口にしたが、心ここにあらずといった虚ろな表情だった。
次に立った平山被告は饒舌で、
「佐々木被告と依頼主(関根被告)が怖くて後先を考えずにやってしまった」という変わらない弁解から始めると、
「被害者の方々、尊い人生を奪い、深い傷をつけたこと深く反省しています。今の自分に何ができるか。被害者への黙祷と命日のお線香を命尽きるまでやっていきたいです。やり直せるチャンスがあれば、経験を活かし、人のために行動し、少しでも誠意が伝わりますよう1日1日時間と自分に向き合い、反省と贖罪をしていきたいです。大変申し訳ございませんでした」
と、朗々と話した。「被害者」という言葉を口にするたびに裁判官を見つめるようなしぐさをした。
いっぽうの関根被告は6月24日に東京地裁で開かれた「勾留理由開示」を求める裁判で、
「自分は絶対に共謀などしていない。私は無実です。証拠のデータが警視庁によって改ざんされている」
として、完全無罪を主張している。
犯行に関与したと認める佐々木、平山両被告は“脅されて仕方なくやった”と減刑を主張し、犯行の「発注者」として名指しされる関根被告は、関与自体を否認し冤罪だと主張する。
主張が大きく食い違う事件を裁判員裁判の法廷はどう裁くのか。佐々木、平山両被告の判決は7月3日に言い渡される。
※「集英社オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。
メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com
X(Twitter)
@shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













