検察は川村被告に無期懲役を求刑「役割は重要、原因を作り出した」

公園で最初に暴行を始めたのは川口被告だったが、川村被告も「調子乗んなよ」などと言いながら長谷さんの顔を踏みつけるなどしてこれに同調。さらに、川口被告が「服に血がついた。弁償しろコラ」と長谷さんを脅し始めると、川村被告も一緒になって「ウチもついた。金払え」と金銭を要求した。

「川口被告が長谷さんのクレジットカードを奪うと、川村被告は八木原被告とともにコンビニへ向かい、タバコと弁当を購入。現場に戻った後も、『(八木原被告が)もっとやってって言っている』などと言って、さらに暴行を煽った。川村被告自身も長谷さんの胸や背中を蹴ったり踏んだりし、長谷さんが『もうこれ以上はやめてください』と懇願しているにもかかわらず、執拗に暴行を加えた」(同前)

川村被告と八木原被告
川村被告と八木原被告

当時の状況を振り返り、「(川口被告を)止めようと思わなかった」「グロかった」などと語っていた川村被告。

「川村被告は主犯の川口被告との関係について『助けてくれる人が欲しかったので男と付き合っていた』と話す一方で、暴行を止めなかった理由については『キレたら怖いと思っていたから。キレさせたら、私も暴力をふるわれると思っていた』などと語り、いびつな依存関係を垣間見せた」(同前)

弁護側は「状況に流され、他者に同調しただけ」として法定刑よりも軽い懲役13年の有期刑を求めたが、検察側は「強盗や金品の要求は自発的な行為で、同調圧力とは説明できない」「川村被告の役割は重要。原因を作り出した」と指摘。情状酌量の余地はないとして無期懲役を求刑した。