女子高生の母は「一番の願いはAが生きて帰ってくることです」
両親は事件前に離婚しており、Aさんは母親と祖父母とともに留萌市内で暮らしていた。検察官はまず、「一番の願いはAが生きて帰ってくることです」という昨年2月5日付けの母親の検面調書を読み上げた。
祖父母や親戚から可愛がられて育ったAさんが自らも子供好きになり、幼稚園教諭になりたいと将来の展望を描いていたことなどを踏まえ、Aさんが行方不明になった経緯をこう供述していた。
「Aはいとこの子供をかわいがっており、小学生のころから幼稚園の先生になりたいと言っていました。2024年4月19日には友人と一緒に札幌市内の音楽ライブに行き、翌20日には札幌市内の保育専門学校のオープンキャンパスに参加する予定でした。
4月18日は祖父母と夕食をとっていたと思います。私は用事で遅くなってしまいました。同日夜、私の就寝後に玄関ドアの開く音がしたので、Aが出かけたのかもしれないと思いました。
翌19日、仕事から帰宅するとAのために用意した朝食が手つかずだったのでLINEをしました。Aから返信がなくおかしいなと思いましたが、ライブやオープンキャンパスに行っているのだと思いました」
しかし、いつまで経ってもAさんは帰って来なかった。同22日から連日、留萌署に相談に行った。
「23日には母(Aさんの祖母)のスマホを持って行きました。母がAにスマホを貸していたことがあり、Aのインスタグラムにログインできるようになっていて、A宛に『早くしろや。これにかけれ』という(被告からの)メッセージに気づいたからです。
それまで家出と判断していた警察も、メッセージを見て事件性があると思ってくれたようです。Aの友人からAが山の中で裸にされて川に落とされたという噂があると聞いて元夫と捜索し、その後は警察から神居古潭で事件に遭ったと聞いて父母や元夫と捜しに行きました」












