「ノーノーノーノー!」観光客も驚き
韓国から来た28歳の男性も、この設備がトイレだとは知らなかったという。最初に見た印象を聞くと、「石だと思いました。ただの石です」ときっぱり回答。
韓国にはこうしたトイレは「ないです」とし、屋外で用を足すことについても「する人はいるけど、それはとてもよくないことだとされています」と話した。「このトイレを使えと言われたら使えますか」と尋ねると、「使えません(笑)」と即答していた。
香港から来た29歳の男性は、この設備を見て「面白いと思います。公共の場所にある公衆トイレと考えると、ちょっと面白いですね」と笑顔で話した。一方で、香港にもこうしたトイレがあるか尋ねると、「ないです」と即答。「使うことはできますか?」という質問にも、「ノーノーノーノー!」と笑いながら首を振った。
外国人観光客にとっても、この石の形をした男性用トイレは、かなり不思議な存在に映るようだ。
一方、現地で人力車を押している男性は、このトイレの存在をよく知っていた。
「トイレだとは知っていました。人力車でもお客さんに紹介することがあります。夜に一度だけ使ったことがありますね。度胸試し的な感覚で。さすがに昼間にやる勇気はないです(笑)」
地元で働く人にとっても、やはり日中に使うにはかなりハードルの高いトイレのようだ。
では、そもそもこのトイレは何のために設置されたものなのか。浅草寺の担当者に話を聞いた。
担当者によると、この石の形をした男性用トイレは、浅草寺が管理する設備で、設置されたのは2007年ごろ。近くの通常トイレを作った際に、あわせて施工会社が作ったものだという。
通常のトイレが22時で閉まるため、それ以降に利用する「夜間用トイレ」として設置されたそうだ。つまり、このトイレは日中の観光客向けというより、夜間以降の利用を想定した設備だったのだ。













