逆転無罪

2018年9月、控訴審の第1回公判。満席の傍聴席を背に、私は次のような弁論をした。

これは、ひとつの職業の存続をかけた裁判です。

原審、大阪地裁の判断は、この国から、彫師という職業を葬り去るものでした。彫師たちに突き付けられたのは、この誤った、過酷な結論と、それを受け入れさせるには、あまりに乏しい、わずかな理由だけでした。

連綿と受け継がれてきた歴史。