「近くにいたスタッフが背を向けた隙に男性はマーモットにお菓子を与えました」
チョコ菓子を与えられたのはメスの1歳の『わらび』ちゃん。1歳の中では体が大きいどっしりとした愛らしいマーモットだ。
30代の男性客は1人で店を訪れており、チョコ菓子を与えた理由については「いつも決められたご飯ばかりでかわいそうだったから」と府警に供述している。
事件が起きた時の状況について「マーモット村大阪」代表・今井英莉さんが振り返る。
「おやつあげ体験という形でマーモットにエサやりができる時間に事件は起きました。
本来は店で用意したキャベツなどの野菜をトングを使って与えますが、近くにいたスタッフが背を向けた隙に男性はトングを使って『コアラのマーチ』をマーモットに与えました。
コアラのマーチはかばんの中に隠し持っていたのだと思います」
今井さんによれば、いつもと違う食べ物だったためか、マーモットはお菓子のはじっこをかじっただけで後は吐き出したという。
吐き出された物にスタッフが気づき、セコムを通じて警察に通報した。
店側は入店時に禁止事項として持ち込んだ食べ物を与えないように客に伝えている。
チョコレートの原料のカカオに含まれるテオブロミンとカフェインは、マーモットをはじめ多くの動物にとって中毒症状の恐れがあり、食欲低下、下痢、痙攣などを引き起こしたり、少量でも命に関わることもあるという。今井さんが続ける。
「来店した当初、男性に不審な様子はまったくありませんでした。マーモットがチョコ菓子を吐き出してからはキョロキョロとしていて、スタッフからも遠ざかるような様子でした。
その後、やってきた警察官と話をしていましたが、自分がやったことを認めて『すいません』と言っていました。
チョコ菓子を与えられたマーモットは提携している動物病院の獣医師に処置をしてもらい、経過観察を続け、幸いなことに今は元気な様子で過ごしています」













