点滴200mlで“ドーピング疑惑”…『明日の試合は自粛してほしい』我那覇和樹を襲った“悪夢の電話” 川崎F時代に何が起きていたのか
「明日の試合は出場を自粛してほしい。昨日の治療がドーピングに当たるらしい」——。2007年4月、我那覇和樹のもとに突然もたらされた一本の電話は、その後のサッカー人生を大きく変えることになった。38度5分の発熱と脱水症状で、水すら飲めない状態のなか、チームドクターの判断で受けたのは、ビタミンB1を加えた生理食塩水200mlの点滴。わずか30分の治療は、なぜ“ドーピング違反疑惑”へと発展したのか。当事者と関係者の証言から、Jリーグ史に残る「我那覇ドーピング事件」の発端を追った『争うは本意ならねど』から一部を抜粋、編集してお届けする。
争うは本意ならねど #1
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