「いやもう何回目やねん」兄・山内健司さんからツッコミも
――「交番に相談してみては」とアドバイスすれば、みなさん我に返りますか?
大体は聞いてくれるんですけど、「急いでるから」とか、うちで買わずに他店で買うから、みたいな感じで帰られる場合もあります。
その場合は警察の方に「こういうお客さんが来たので、注意してもらっていいですか」って伝えます。
でも、買わないでくださいねっていう言葉を聞いて帰ったけど別の店で買って、またうちに買いに来たりとか。同じ人がいろんな手口で何回もだまされるケースもあります。
うちでは最高で、同じ方に3回声掛けしてその都度阻止したこともあります。
――同じ人ですか。一度被害に遭った人がその後もカモにされているんでしょうか?
正直、そうだとは思いますね。その方のLINEを見せてもらったんですけど、日本語がちょっと怪しい、多分外国からきた“それ系”のメッセージがもう20件とか30件とかありました。
多分(詐欺グループに)横のつながりがあって、1回だまされた人(のSNSアカウント)が出回り、「どれか引っかかればいいや」みたいにメッセージを集中的に送り付けて狙われているのだと思います。
私だけでなく店舗のスタッフさんが被害を防いだこともあり、警察を呼ばなかったこともあるのでこれまで接したのは20人は超えていると思います。
――それだけ実績があって、警察から10回も感謝状を受けたり激励されたりしているので、地域の方も店長さんをよくご存じでしょうね。
普通の人よりは知られていると思いますけど(笑)。
兄さん(山内健司さん)からも、表彰されるたびに「いやもう何回目やねん」とか「もうもらわなくてええやろ」とか「全国で1番ちゃう?」とかツッコまれてます。
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昨年激励に店を訪れた杉良太郎さんは「山内店長の意識の高さはコンビニ店長とは思えない、まるで担当の警察官と話しているようです」と絶賛したという。
後編では、詐欺集団の巧妙な手口や、コンビニ店長として防犯にかける思いを聞いた。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













