「治療のために舌を動かす必要がある」
起訴状によると、原田被告は1月25日午前10時13分ごろ、自身が経営する歯科医院において、歯科矯正治療のため来院した10代の女性患者に対し、歯科用ユニットに横たわらせた上で目元にタオルをかけ、視界を遮断した。この行為は治療に必要な行為ではなくわいせつな目的であった。
原田被告は「治療のために舌を動かす必要がある」などと虚偽の説明を行い、被害者に医療行為であると誤信させた。その上で、被害者に舌を出させ、自身の性器をなめさせるなどのわいせつな行為に及んだとされる。
さらに原田被告は、同日時および場所において、被害者が18歳に満たない児童であることを知りながら、わいせつな行為の最中にスマートフォンを使用してその様子を動画撮影したとされている。
動画データ1点は同端末の内蔵記録装置に保存されており、性的姿態を撮影しただけでなく、児童ポルノを製造した罪にも問われている。
複数の地元関係者によると原田被告は、静岡市内に生まれ、地元の市立小学校へ進学。一学年200人以上いる中でトップ10に入る頭の良さで、中学からは私立の中高一貫の男子校に進んだ。新潟県内にある日本歯科大学新潟生命歯学部へ入学し、卒業後は関東地方などで勤務経験を積んだのちに、2009年に現在の場所で開業した。
今回の起訴を受け、原田被告の大学時代の後輩の男性が「集英社オンライン」の取材に応じ、複雑な心境を語った。
「先輩は僕が1年生の時の4年生でした。日本歯科大学新潟校の柔道部に所属していました。部員は全学年合わせて10人いないくらいの小さなアットホームな雰囲気で、先輩は性格が穏やかで、年下の後輩にも本当に優しかった。
勉強もできる模範的な先輩で、一部の親しい後輩からは、名字の『原』にお兄さんの『兄』で、『原兄(はらにい)』と呼ばれて慕われていたんです」
後輩によれば、大学時代の原田被告は非の打ちどころがない「優等生」であったという。
「歯科大のテストは60点が合格ラインですが、原兄は常に70〜80点近くを取っていました。学年100人の中でも20番以内には入っていたはずで、留年も浪人もなくストレートで卒業した優秀な人です。
飲み会でも、お酒で暴れるようなことはなく、後輩が潰れたら介抱してくれるような人でした。当時付き合っていた年下の女の子からも『実習を教えてくれるし、すごくいい人』だと言っていましたし、悪い噂なんて全く聞いたことがありません」













