「私がやりました、その通りです」「動画が残っているのならそうだと思う」

起訴状や捜査関係者の証言によれば、原田容疑者の手口は極めて計画的だった。診察台のリクライニングを倒し、患者の顔にタオルをかぶせて視界を奪ったうえで、歯科医師としての立場を悪用して「指示」を出していたという。捜査関係者は、その具体的な様子を次のように語った。

「犯行の手口は一貫しており、診察台でリクライニングを倒した際、患者の顔にタオルをかぶせて目隠しをした状態で行われていました。被疑者は『診察のために口を開けて、舌を出して』と指示し、抵抗できない状況で自分の陰部を突っ込むなどのわいせつな行為に及んでいたことが分かっています」

原田容疑者(写真/本人HPより)
原田容疑者(写真/本人HPより)

社会部記者は、さらなる計画性についても指摘する。

「2回目の逮捕事案では、男が休診日を狙って被害女性を一人で呼び出し、二人きりになれるタイミングを画策して犯行に及んでいたという、極めて計画的な実態が浮かび上がっています。医療行為を装った卑劣な犯行が繰り返されていました」

原田容疑者の罪の認否は、逮捕を重ねるごとに変化を見せているという。捜査関係者は、その曖昧な供述内容についてこう述べる。

「容疑者の認否については、1回目の逮捕時には『私がやりました、その通りです』と全面的に認めていました。しかし、2回目の逮捕では『勘違いです』と否認に転じ、3回目については『動画が残っているのであればそうだと思います』といった曖昧な供述を続けています」

現在、被害に遭った女性たちは精神的に甚大なダメージを受けており、原田容疑者への厳正な処罰を強く求めている。事件発覚後、警察には他にも「自分も被害に遭ったかもしれない」という相談が数件寄せられているという。捜査関係者はこう危機感を募らせる。

「逮捕後には相談が数件寄せられており、警察はさらに余罪があるものと見て慎重に裏取りを進めています。被疑者のスマートフォンには疑いのある動画がまだあり、女性の顔が映ってない動画も多々ある」