「やさしくて飛ぶ」はどこまで進化するのか
ゴルフ界隈においては、新製品ラッシュとなるこの時期。
で、期待の星、テーラーメイド Qi4Dである。
Qi10、Qi35ときて、Qi40ではなく、Qi4D。
飛びと安定性の両立が評判になったQi10に、さらなる飛距離をもたらしたQi35、そして新シリーズ、Qi4Dの「D」はDimension(次元)を指し、「4」は4つの次元、フェース、シャフト、ヘッド、フィッティングでの進化を遂げたということらしい。
なにそれ、全部じゃん……。
しかもこのQi4D、ドライバーいにたっては、プレリリースの段階で、USPGAの契約ツアープロたちがバンバン実戦で使いはじめて、ローリー・マキロイが380ヤードを1オンしたこともすでに話題。
ディメンションどころか異次元の話だ。
いずれにしても、「やさしくて飛ぶ」と前評判抜群のこちら、「Qi4D MAX LITE ウィメンズ ドライバー」を担いで、いそいそと早春のラウンドに繰り出してみた。
まずはとっくりとヘッドやフェースを眺めてみる。
なかなかにハンサムなルックスだ。
ヘッドは黒に近いダークグレーに渋めのネイビーがアクセントに。ともするとパステル系に転びがちなレディースのクラブにおいては珍しい色合いだ。
シンプルかつシックなトーンは、シリーズのテーマ「求めるのは剛速か、柔速か」にぴったりで、構えたときになんだか強そうで飛びそうな気がする。
そういうのって、大事だと思う。
ゴルフは振り回せばいいものではない、と言うけれど
とりま、ビュンビュンと素振りしてみる。
「軽い!」
これがまごうことなき第一印象だ。
ヘッドは大きめなのに、全体はとにかく軽い。
さすがシリーズの中でも最も軽いヘッド、シャフト、グリップを組み合わせたという軽量モデル。
小柄で非力な私でもブンブン振り回せる。
だがしかし、ゴルフは振り回せばいいってものではなし。
案の定、コース練習場での記念すべき第一打は、右プッシュのあげく、一直線に右へ。
そう、「振れる」クラブで気をつけなくてはいけないのは、つい手打ちになって振り遅れてフェースが開くこと。
おまえは何十年ゴルフをやれば、身に染みるんだよ……と今度はボディターンに気をつけながら、ブンっ!
おお……
真っ直ぐに、私にしては低めの弾道で飛んでいった。
手応えがないようでいて、しっかりと球がつかまる不思議な打感は、脱チタンの第5世代のカーボンフェースのなせる技なのか……。
ランもしっかり出そうで、これはラウンドが楽しみ。














