「食べても痩せられる」ことを伝えたい

──Instagramのフォロワーさんは80万人を超えていますが、どのようにフォロワーが増えていったのでしょうか?

体が変わってきた頃、「作品撮りをさせて欲しい」とカメラマンさんから声をかけてもらう機会が増えたんです。そこから撮影してもらった写真を、5〜6年前からSNSに投稿するようになったら、フォロワーさんも自然に増えていきました。

最近では、マッチョ系の方のフォロワーさんも多くなって、ジムでは私に気づいていただき、「ナイスファイト!」なんて声をかけてもらうこともあります(笑)。

──体を鍛え続けたことで、人気になっていったんですね。2025年には初のボディコンテストで準優勝。今では本格的な筋トレに取り組み、生活もかなり変わったのでは?

そうですね。コンテストに出るとなると減量が必要になるので、自然と飲み会には行かなくなりました。食事も筋肉を意識したメニューになるので、大戸屋や筋肉食堂など、外食する店も選ぶようになります。その結果、同じように筋トレに励む人たちと一緒に過ごす時間が増えて、コミュニティ自体がガラッと変わった感覚がありますね。

──最近はSNSにトレーニングの報告を投稿するたび、メディアでも頻繁に取り上げられています。反響についてはどう感じていますか?

取り上げてもらえるのは本当にありがたいことだと思っています。

ただ、「誰こいつ?」「出すぎてうざい」といった辛口コメントもありますし、この記事の見出しではもしかしたら誤解されてしまうかも…? と感じることもあります。

以前の私なら落ち込んでいたかもしれませんが、今は筋トレを通じて自分の芯ができた気がします。だから、心無い言葉もそこまで気にならなくなりました。

トレーニングでヘトヘトになった日には、「今日もちゃんと頑張った、えらい!」と自分で自分を褒められるようになった。努力を積み重ねてきた実感があるから、自己肯定感もすごく上がりましたね。

──今月からは女性専用トレーナーとしても活動を始められています。今後はどのような活動をしていきたいですか?

過食嘔吐を公表したとき、「私も同じです」「どうすれば抜け出せますか」といったDMを本当にたくさんいただきました。体型で悩んでいる女性が想像以上に多いと感じています。だからこそ、健康的な体の作り方を正しく伝えたいんです。

今はマンジャロや断食など手軽に痩せられそうなダイエットが流行していますが、危険ですし、決して推奨できるものではありません。

私は「食べても痩せられる」ということを広めたい。グラビアでも、「食べながら健康的な体を作れる」というメッセージを体で表現していきたいですし、女性にも見てほしい。筋トレを続けていると、本当に心が前向きになるんですよ。脳筋って最高!って、今は本気で思っています(笑)。

取材・文/福永太郎

撮影/石田壮一

撮影協力/CHANCE GYM 新宿店