自民圧勝にも「政策が正しいかどうかは別問題」とチクリ

選挙期間中には、地元での受け止められ方も割れていた。

村上氏を慕う自治体議員は「10位はあんまりでかわいそうや。現実的に当選はほぼ無理やろう。…高市さんのやることは容赦ない」』と同情的に語る一方、別の自民系市議は「『国賊』発言で、政治家としては終わった人」「今回落選したら事実上引退やろう」と冷ややかだった。

そして迎えた投開票。

結果として村上氏は比例で議席を確保し、名簿発表時に指摘されていた“薄氷”の条件を乗り越えた形だ。名簿順位の数字だけでは測れない、重複候補の当落やブロック全体の議席配分が絡み合うのが比例代表の現実でもある。

自民党の定年制で去就も注目されたが、結果的に14回目の当選を果たした。「ありがたいことに総務大臣でいろいろ勉強させていただいたので、できる限りのことをさせていただく」と当選後に意気込みを語った村上氏は、今回の自民の圧勝について冷静に分析する。

「こうやって自民党が多数の議席を得たことは非常にうれしいし、ありがたいことだが、政策が正しいかどうかは別問題だと思う。ひとつひとつの政策をきちっと議論していくことが必要だと思う」

党内の力学に翻弄されながらも、村上氏は再び国会へ戻ることになった。「比例冷遇組」は、当落の明暗を分けた選挙戦の中で何を見たのか。

与党で衆院定数の3分の2(310議席)を確保し、圧倒的盤石となった高市政権の中で高市氏に物申せる与党議員の役割は少なくないはずだ。

1月27日、秋葉原にて第一声を上げる高市氏(中央)(撮影/村上庄吾)
1月27日、秋葉原にて第一声を上げる高市氏(中央)(撮影/村上庄吾)
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班