中道への応援は…共産党や社民党支持者の本音

「吉田氏が難しい立場にあるのは否めません。1月23日に中道改革連合のYouTubeチャンネルで公開された動画で、吉田氏は、公明党出身の伊佐進一氏と対談。

その中で伊佐氏は中道の基本政策について『私はこれに賛成じゃないですとか、とにかくまず中道でやるけど当選したら違うこと言いますとか言うのはやめてほしい』と発言。

吉田はるみ氏(写真/支援者提供)
吉田はるみ氏(写真/支援者提供)

これに対し吉田氏は『ある意味、ウイングの広い、寛容なところは必要。ただ、選挙互助会なんて言われたら、それはいかん』と応じていました。

党のガバナンスは重要ですが、急な新党結党だっただけに、多様な意見を受け入れる素地がないと、現実論として、まとまっていかないということでしょう」(前出・野党関係者)

集英社オンラインの記者は、1月24日に阿佐ヶ谷地域区民センターで行われ、吉田氏がゲストとして招かれた集会を取材。

主宰は「政治を変える8区」。これまで野党共闘路線で、吉田氏を応援してきた社民党や共産党の関係者などが集まっていた。

吉田はるみ氏がゲストとして招かれた集会のポスター(写真/支援者提供)
吉田はるみ氏がゲストとして招かれた集会のポスター(写真/支援者提供)

集会ではまず、社民党の地元関係者から、中道の玉虫色的な政策を問題視し、問うとしては支援しない方針だという説明がなされた。

その一方で、「杉並では吉田さんを応援したいということを社民党に言いました」とし、その理由として「8区の会で掲げている10の項目、これを本当に守ってやっていこうと約束された」ことを挙げた。

10の項目の中には、「原発ゼロの一日も早い実現で、エネルギー・気候対策を転換します」や「安保法制は、立憲主義および憲法の平和主義に基づき、違憲部分は廃止する等、措置を講じます」「民意を反映した地方自治を推進します。沖縄ごとを自分ごとに」といった内容が含まれている。

一方、中道の基本政策は、「将来的に原発に依存しない社会を目指しつつ、安全性が確実に確認され、実効性のある避難計画があり、地元の合意が得られた原発の再稼働」や「平和安全法制が定める存立危機事態における自国防衛のための自衛権行使は合憲」といった内容。

「10の項目」と、トーンがやや異なっている面は否めないだろう。

吉田はるみ氏がゲストとして招かれた集会で配られたレジュメ(写真/支援者提供)
吉田はるみ氏がゲストとして招かれた集会で配られたレジュメ(写真/支援者提供)

社民党関係者に続いてマイクを握ったのは、共産党の地元責任者だ。

「今回、吉田さんが中道改革連合に入られるという選択をしたことを、とても残念に思っています」と語り、今回の東京8区については「自主支援、自主投票」になったと明かした。

その次に登壇した吉田氏は、「私は立憲民主党で次の総選挙を戦うんだと思ってきました(中略)苦しい苦しい決断でございました」と気持ちを吐露した。それでも、高市政権と対峙するために、自身への支持を呼びかけた。