「え、北朝鮮ってそんなにしっかりとした姿勢で接客するの?」
話は変わりますが、海外を旅していると、韓国人や中国人に間違われることはありませんか? 同じ東アジアということで、日本人、韓国人、中国人というのは見分けがつきにくく、私も時々、間違われることがあります。
以前、ある日本の方がシリアに旅行に出かけたときに、シリアの空港で何かを盗まれてしまった中国人に出会ったそうです。その方が突然、空港の警備員に呼ばれ、「こいつは英語もできないようだから、お前が話せ」と言われ、完全に中国人に間違われていたようなのです。
そこで「俺は日本人で、この人は中国人だ」と説明をしたのですが、結局漢字を使って中国人の言っていることを解釈し、通訳をしてあげたといいます。日本人と中国人は漢字という共通の文字があるので、韓国人よりもコミュニケーションがとりやすいのかもしれません。
それでいうと、私たち韓国人と北朝鮮人は同じ言語を使っているので、ほかの国の方たちよりはお互いにコミュニケーションがとりやすいと思います。厳密には、北朝鮮と韓国では単語が異なっていたりもしますが、それでもほかの外国に比べたら格段にコミュニケーションが取りやすいのではないでしょうか。
脱北者の方々とすぐに会話ができるのも、私が韓国人だからこそ。彼らに、韓国に来て一番驚いたことは何かを尋ねたところ、「韓国がここまで発展した国だということも知らなかったから、そこに一番衝撃を受けた」と言っていました。
平壌出身のソアさんは、外国にある北朝鮮レストランで働いていた経験があるので、飲食店での違いを尋ねたところ、「韓国では飲食店の店員さんがみんな自由な服装をしていることに驚いた」と言っていました。
北朝鮮のレストランでは、お揃いのユニフォームを着用して接客を行っているそうなのです。それに対し韓国では、ユニフォームもなく、みんなカジュアルな格好だったことに衝撃を受けたと語っていました。
それを聞いた私は、韓国は北朝鮮よりもカジュアルで適当なのだと知って衝撃を受けました。いけないことですが、私は心のどこかで北朝鮮のことを下に見ていたところがあったので、意外と言ってはいけないのかもしれませんが、「え、北朝鮮ってそんなにしっかりとした姿勢で接客するの?」と驚いてしまいました。













