年々難しくなる脱北の実情
北朝鮮では、韓国ドラマを隠れて観ている人も多いというのも聞きました。韓国ドラマを観ると国から処罰を受けるそうですが、今となっては規制できないほど多くの方が観ているといいます。
その一方で、脱北者に対する処罰は、以前よりも厳しくなったそうです。以前は脱北するためのルートのほとんどは、中国側のブローカーの手助けで一旦中国に渡り、そこから第三国に向かうというものでしたが、最近では中国側の国境周辺の取り締まりが強化され、脱北者を支援していることが当局にバレるとより厳しい処罰を受けるようになったそうです。
また、北朝鮮側が中国に脱北者の確保を依頼しているようで、脱北者を見つけるとすぐに北朝鮮に強制送還するようになったといいます。
動画の撮影目的だけでなく、脱北者の方々とはプライベートでも会いながらいろいろな話をしていますが、最近は脱北することがとても難しくなったと、みなさん口を揃えて言います。
今でも北朝鮮に連絡をしたいと思えば、韓国からでも北朝鮮に連絡ができるそうなのですが、そこにはやはり中国人のブローカーが存在していて、彼らが録音された家族からのメッセージを届けてくれるそうなのです。もちろん詳しい方法までは教えてもらえませんし、どのように行うのかはわかりません。
おそらく中国人のブローカーにお金を払うと、家族のところまで行き、メッセージを録音して届けてくれるのだと思います。しかし、そうしたメッセージのやり取りですら取り締まりが厳しくなっていて、今では難しくなっているそうです。
私には、脱北者の方々の知り合いや友人がたくさんいますが、私自身、北朝鮮という国に対していいイメージを持っているかと言われれば、決してそうではありません。しかし、脱北した方というのは、北朝鮮という国から命をかけて逃げてきた方々です。だからこそ、そういう経験をされた方々から話を聞くというのはとても貴重なことだと思うのです。
脱北者の方々は、誰も想像できないほどの大変な苦労をされてきているので、少なくともその方々の前では、北朝鮮に対してああだこうだと好き勝手に話をすることができないという気持ちになります。













