「相手候補と戦っているというより報道と戦っていた」
そんな中、集英社オンラインは15日、車で帰宅したばかりの田久保氏本人を直撃した。
――選挙が終わってどうしてますか。
「ウチはもう通常運転入っちゃったんで普段の生活していますよ。選挙戦の片づけなんかしていたところで。先が全然未定なんで片付けしながら『どうしようか』なんて言っていた感じで」
――今のお気持ちは?
「あの情勢の中ですごく熱烈に応援をしていただいて感謝しかないですよね。
私は『やった、やりきったぞ』って感じではあったんですけど、やっぱり周りの方や応援してくれていた方々は『ああー、残念』って感じではありましたけど」
――結果はどう思います?
「(元市長の)小野さんが負けるとは思わなかったのでびっくりはしましたね」
――杉本新市長についてはどう思いますか?
「えっ? いや、まあ…」
――言いづらい?
「そうですね。まあ」
まったく落ち込むような様子もない田久保氏に前夜、取材対応をドタキャンしたことに説明を求めたところ…。
「プレスから一言コメント欲しいって言われ『ウチも事務所構えているわけじゃないですし』って言ってたんです。夕方7時ごろからどこの人かわからないような人まで40人くらい集まって、自宅近くで夜中でしたし『申し訳ないけど今コメント出せるような状況じゃない』ってお伝えしました。
『行きたくない』とは言ってないですよ。報道に対しては行き違いというかどういう意図なのか、というのはありました。選挙中も相手候補と戦っているというより報道と戦っているというところもありましたしね」
市長という公職を務め、それに対する審判が出た時にメディアが多く集まったから取材を回避したというのだ。













