かけがえのない祖父が亡くなり…
川口容疑者と同級生の母親(60代)は「陽子ちゃんは教育熱心な家庭で育った」と言う。
「陽子ちゃんのお父さんはとても熱心な方で、市役所で働く一方で、ボランティアとして小学生のバレーボールクラブを指導していました。たまに手が出てしまうこともあり、昔ながらの“厳しい指導者”という感じでした。熱心な姿勢に賛同する保護者もいれば、厳しすぎるなどと批判する人もいましたね。
だからこそ、陽子ちゃんも結構厳しく育てられたと聞いています。うちの娘から聞くには、あんまりしゃべる子じゃなかったそうで。どっちかって言うとおとなしくて、みんなでワッと遊ぶタイプじゃなかった。成績もね、中の下くらいだったと思います。
それにね、陽子ちゃん自身も空気が読めないというか、何を考えているのか分からないところがあって。それで周りからいじめられていたこともあると聞いたことがあります」
別の同級生の母親(50代)は、10年前にある“変化”を聞いていた。
「陽子ちゃんのおじいちゃんが約10年前に亡くなったのですが、おじいちゃんは陽子ちゃんをずっと気にかけていたそうで、陽子ちゃんにとってはかけがえのない存在だったと聞いています。おじいちゃんの一件があってから、体調を崩しがちでした」
川口容疑者が逮捕されたのは、現場となった自宅から約30キロメートル離れた病院の駐車場だった。
県警関係者によると、川口容疑者は逮捕直前まで入院していたという。司法解剖の結果、晶子ちゃんの死因は窒息死で、亡くなった後に自宅の冷凍庫に遺棄された可能性が高いとされている。
「犯行(死体遺棄)は母親の単独の可能性が高い。夫はすでに別居していたようだ」(地元誌記者)
わずか5歳の少女の遺体はなぜ冷たい冷凍庫に遺棄されたのか。県警は死亡した経緯についても慎重に捜査している。
※「集英社オンライン」では、今回の記事に関連した情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。
メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com
X(旧Twitter)
@shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













