根底にあるのは芸人時代のコント 

――猿岩石で大ブレイクした後に突然、芸能界を引退されサパークラブを経営。その後、サラリーマンを経て、現在は劇団に所属して舞台俳優と、目まぐるしく過ごされていますね。

森脇(以下、同)かつて所属していた事務所の後輩の女の子に誘われて観に行った舞台がきっかけで、今の劇団ノーティーボーイズと出会ったんです。実は猿岩石時代、電波少年の収録に行く1週間前に今の劇団の主催者・中島と劇場で会っていたそうなんです。

その頃の僕は素人同然で、中島は芸人としてトリをつとめていて、チラっとあいさつをした程度でしたが、向こうはテレビをみて「アイツらが出てるよ!」と覚えていてくれたみたいです。

そして、オファーをいただいて『畳屋バラッド』という舞台でいきなり主役をやらせてもらったんです。その作品は商店街の古い畳屋が地上げ屋と戦うというストーリーで、演じていてすごく面白かったですね。