「日本人だ」と痛感したフランスでのコンサート
1972年に発表された五輪真弓(当時21歳)のデビューアルバム『少女』は、シンガー・ソングライターのアルバムとしては、日本で最初のロサンゼルス録音盤になった。
しかも当時、アルバム『つづれ織り』が大ヒットしていたキャロル・キングがレコーディングに参加したことでも話題になった。
プロデュースとエンジニアリングは、録音場所のクリスタル・サウンド・スタジオの創始者で、キャロル・キングの『ライター』のプロデューサーでもあるジョン・フィッシュバッハが担当した。
「当時はまだ日本が侍の国という見方をされていたので、彼らにとっては大変珍しいレコーディングだったのです。おそらく日本人シンガー・ソングライターのセッションという形では初めてだったのではないでしょうか。私が緊張しているのをみて、みんなが優しく、積極的に話しかけてくれました。コード譜だけの譜面でしたが、決めたい部分は同行したアレンジャー木田高介さんが指示をしていました。彼は私の良きアドバイザーでもありました」(五輪真弓)













