「日本人だ」と痛感したフランスでのコンサート

1972年に発表された五輪真弓(当時21歳)のデビューアルバム『少女』は、シンガー・ソングライターのアルバムとしては、日本で最初のロサンゼルス録音盤になった。

しかも当時、アルバム『つづれ織り』が大ヒットしていたキャロル・キングがレコーディングに参加したことでも話題になった。

五輪真弓のデビューアルバム『少女』(1990年9月15日発売、Sony Music)のジャケット。新人としては異例の海外で録音された衝撃のデビュー作
五輪真弓のデビューアルバム『少女』(1990年9月15日発売、Sony Music)のジャケット。新人としては異例の海外で録音された衝撃のデビュー作
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プロデュースとエンジニアリングは、録音場所のクリスタル・サウンド・スタジオの創始者で、キャロル・キングの『ライター』のプロデューサーでもあるジョン・フィッシュバッハが担当した。

「当時はまだ日本が侍の国という見方をされていたので、彼らにとっては大変珍しいレコーディングだったのです。おそらく日本人シンガー・ソングライターのセッションという形では初めてだったのではないでしょうか。私が緊張しているのをみて、みんなが優しく、積極的に話しかけてくれました。コード譜だけの譜面でしたが、決めたい部分は同行したアレンジャー木田高介さんが指示をしていました。彼は私の良きアドバイザーでもありました」(五輪真弓)