卒業証書が偽造であると認定された場合どうするか?
――議会は不信任決議案を提出する方針ですが、議会の解散はされるのでしょうか?
「不信任決議案に関しては議会の判断になりますので私のほうから何か言う立場ではないと思っております。あと百条委員会の結論がどうなるかもわかりません」
――田久保市長は、辞職し再度市長選ということになれば出馬されると語っていましたね。
「いつそういった形になるのかという期間の問題はありますが、自分にとってやるべきことをしっかりやっていきたいなと思っております。
その時、出馬するべきと思えば出馬するでしょうし、もっと違う方に譲るべきと思えばそういった判断もあるでしょうし。自分の中でこうと決め込むのではなく、やれるところまでしっかり自分の責任は果たしていきたいと思っております」
――学歴詐称問題が起きてから生活は変わりましたか? 殺害予告なども出ていましたが何か嫌がらせを受けることはありましたか?
「生活自体はそこまで変わってないです。基本的に仕事は好きですし、役所の方もすごく気を遣ってくれて警備とかも考えてくれていますので、本当にありがたいなという感謝しかないという風に思っております」
――卒業証書が偽造であると認定された場合どうされるかお考えだったりしますか?
「仮定の話で偽造であるということについて、今からこのようにするという考えは特にしておりません。刑事告発や百条委員会など目の前の問題に自分が対応していくかというところです。
ありがたいことに今日代理人で来てくれた弁護士もそうですが、相談に乗っていただいている方も多数います。まずはこの難局を乗り切らなければいけませんので。それが保身のような言われ方をしているのも重々承知しております。
ですが私がここで退場するとこの町にどういったことが起こるのか、それを考えますとある意味、石にかじりついてでも対応できるベストを尽くしてやっていく、それだけかなと思っております」
――最後に田久保市長の伊東市に対する思いをお聞かせください。
「本当に自分のためだけだったらここまではたぶんできていなくて。新図書館の問題もメガソーラーの問題も、戦える人間が最後まで戦うべきという意味では私が役目を果たしたい。
伊東市には素晴らしい海と素晴らしい自然がありますので、それは地域の財産として何を賭しても守っていきたいと思っています」
田久保市長の訴えを伊東市民はどう受け取るのだろうか。まだまだ市長の言動には注目が集まりそうだ。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班