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餓死者もでるアフリカ貧困地域にいながら賄賂でうるおうエリートたち…“日当”という名の援助は植民地主義の延長戦に過ぎないのか
NGOが支援プロジェクトを行う際には、その現地の行政向けに「インセプション・ミーティング」という会議を実施する必要がある。プロジェクトの内容を現地の有力者たちに説明する会議だが、実際には謝礼目当ての参加者にお小遣いを配るだけの機会になっているという現実がある。
アフリカ・ウガンダの最貧困地域に駐在し、現地の荒野に農場を作った田畑勇樹氏の著書『荒野に果実が実るまで 新卒23歳 アフリカ駐在員の奮闘記』より一部を抜粋・再構成し、国際援助の知られざる影の部分を明らかにする。
荒野に果実が実るまで 新卒23歳 アフリカ駐在員の奮闘記 #1
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この記事のまとめ
- #1餓死者もでるアフリカ貧困地域にいながら賄賂でうるおうエリートたち…“日当”という名の援助は植民地主義の延長戦に過ぎないのか
- #2「飢え」はアフリカの若者をギャングの道に誘うが、一時的な食糧支援がもたらす「援助漬け」もまた現地住民の心を蝕む現実【援助vs自立支援の矛盾】
- #3「なぜ副業は禁止なの?」「なぜずっとここにいなくてはならない?」アフリカ・ウガンダの農場で働く読み書きができない警備員が教えてくれた大切なこと
- #4ウガンダ最貧困地域の荒野にようやく実った果実…新卒23歳アフリカ駐在員が現地住民の顔つきまで変えた「奇跡のプロジェクト」
- #5アフリカでは日当制にしないと支援プロジェクトは成功しない? 援助によって与えられた畑は報酬なしには耕さないという現地住民のこだわり
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