『六本木クラス』は個性的なスパイスが詰まった最高のカレー

――龍二としてこの作品で自分が果たすべき役割を考えたり、プレッシャーを感じたりすることはありますか?

それはあまり考えないですね。お芝居を始めた頃、チームとしてひとつの作品を良いものにしようというお話の中で、「作品はカレーだ」と教えていただいたことがあるんです。キャストやスタッフは個性を持ったスパイスで、カレーのように素材やスパイスを入れて、みんなで美味しいものを作るんだって。

ひとつひとつが主張しすぎずみんなが合わさることでいい作品ができるんだと、役者を始めてすぐの頃に聞いてから、ずっとそういう思いでやってます。あくまでも僕は作品のひとつのピースとして、みんなと一緒に作っていきたいっていう気持ちですね。

『六本木クラス』のキーパーソン役に挑む鈴鹿央士。悩みながら進化する役者の今_3
カレーでいうと、僕は……何だろう(笑)

――龍二という役を演じる中で感じる『六本木クラス』の面白さや、役の見どころを教えてください。

龍二がどうなっていくのかは、やっぱり見ていただきたいです。作品としては、ひとりひとりのキャラクター性が本当に強くて、それが合わさってすごくいいドラマができているので……本当に、カレーですね(笑)。1話1話を切り取っても、全話を通じても面白い作品です。

――めちゃくちゃいいスパイスを使った超うまいカレーが、毎話、楽しめるって感じですね。

超うまいカレーです(笑)。いろんな魅力やキャラクター性がギュッと詰まった、ワンシーンも見逃せない作品だと思いますね。

取材・文/川辺美希 撮影/川島小鳥

木曜ドラマ『六本木クラス』
7月7日スタート 毎週木曜よる9時からテレビ朝日系にて放送
HP:https://www.tv-asahi.co.jp/roppongi_class/