荒木氏を直撃すると…

問題の渦中にいる荒木氏に見解を問うため、5月27日の朝、西武新宿線野方駅前で街頭演説後の荒木氏を直撃した。

――23年11月に前年度分の政治資金収支報告書を2回にわたり修正したのはなぜか?

母がパソコンと会計が得意だったんで、母に任せていた。母が一昨年死去している。で、たぶん気づいてすぐ修正している。

はっきり言って、(修正した部分は)裏金として、最後までちゃんと突き通しているわけじゃない。気づいた時点でちゃんと修正している。
 

――間違いに気づかれたキッカケは?

たぶん、事務手続き。母も亡くなっているので、今はわからない。ただ、急ぎで気づいたから修正するというのは(母から)聞きました。事務的ミスだからすぐに修正している。そうでなかったらたぶん、修正もしない。

街頭演説をしていた荒木氏(撮影/集英社オンライン)
街頭演説をしていた荒木氏(撮影/集英社オンライン)

 ――なぜ2回にわたって?

ごめんなさい。ちょっと。

――政治資金収支報告書に荒木都議は目を通さなかった?

あの時は、母と一緒に見たか…。ちょっとごめんなさい。記憶があんまりないんだけれども。

――監査報告書が提出されていて、税理士がチェックしているはず。なぜ修正が起きてしまったのか?

母も亡くなっているから確認のしようがないですし。税理士と母とのやりとりは知らない。

――税理士さんとのやりとりは荒木さんもされているはずでは?

ごめんなさい。これっていつまで続くんですかね。そろそろいいですか。

――不記載の部分で都民ファから寄付された272万円は、パーティー券のキックバックではない?

党としてはそういうふう(キックバックではない)に答えていますよね。

――荒木都議自身としては?

そうです。はい、キックバックではありません。違います。違います。違います。ありがとうございました。