中京競馬場は迷ったら内枠!

中京競馬場は、コースレイアウトが「急カーブかつ下り坂」という特徴があります。下り坂で勢いがついた状態で急なカーブを曲がらないといけないので、遠心力がきつい。外を回されると膨らみやすく、かなり大きな距離ロスが出ます。

特に最後の3コーナー、4コーナーで外を回されてしまうと、強い馬でもかなりの不利になります。なので、中京競馬場のレースでは迷ったら「内枠」を狙いましょう。

「中京は〝外〟がきつい」を象徴するようなレースがあります。それが、GⅠチャンピオンズカップ(中京・ダート1800)です。

このレースでは、たとえ単勝1倍台に支持されるような強い馬であっても、外枠を引いたがためにあっけなく敗戦、というパターンが毎年のように見られます。

書籍『競馬で全然勝てないので競馬でFIREした男にコツを聞いてみた』より
書籍『競馬で全然勝てないので競馬でFIREした男にコツを聞いてみた』より

2023年のチャンピオンズカップでは、外枠だったレモンポップが勝利したのですが、それもスタートでうまく逃げて、すぐに内を取れたからです。外枠でも、超逃げ馬ならこうした展開に持ち込める可能性はありますが、レアです。

やはり中京の外枠は、基本的に不利だと思っていいでしょう(だからこそ、中京で外を回されても好走したポタジェは強いと判断できたわけです)。