女子高生たちは「ルッキズムに支配されまくってる」?

12月2日に20代女性がX上にした投稿がきっかけとなり、女子高生の美容整形が話題となっている。

その女性の投稿によると、教員をしている友人から聞いた話では、最近の女子高生はSNSで見た美女や整形の話ばかりして、「ルッキズムに支配されまくってる」という。

自身が女子高生だった10年ほど前にもルッキズムはあったものの、整形までしたいという子は珍しかったとその女性は続ける。

それだけ美容整形への認識が変わってきているのだろう。

これに対し引用リポストで、当事者である女子高生が「ルッキズムに支配されまくってる」という投稿内容は“ガチ”であるとし、

《もう一種の呪いだよ。今までの時代は美しくなる方法のリミットが化粧に留まってたけど美容整形が入ってきてから無限に追いかけられるようになった。整形がルッキズム抜け出す希望になっちゃってる。「整形は努力」とかいう甘い言葉が流行っちゃった》

と告白。

韓国のアイドルやSNS上のインフルエンサーが当たり前のように整形しているため、周囲もそれに同調しているようで、《私みたいに整形のことしか考えられない女子高生いなくしよう?もうルッキズム疲れた》とも明かしている。

これら一連の投稿は大きな反響を呼び、ルッキズムに対する議論が飛び交っている。

また、一度整形をしただけで満足するのは一握りで、その後何度も整形を繰り返す、通称“整形依存症”についても心配する声が多くあった。

女子高生の美容整形について、実際に2つの高校で勤務経験のある教員に話を聞いたところ、

「1つ目の学校では、確かに目を美容整形したと思われる生徒が分かる範囲で1、2人はいましたね。ただ、現在勤務している高校では、美容整形とは無縁の生徒達がほとんど。どちらかと言うと、進学のために勉強に集中しているようですね」(30代男性・高校教諭)

と話す。

勉強やスポーツなど打ち込むものがある学校では、その分野で生徒が自己肯定感を高められるため、ルッキズムに支配されることは少ない傾向にあるのかもしれない。