「勝手に送りました」

27歳になった今、母・友美さんとは友達みたいな関係だという。

友美さんは、Netflixで配信された恋愛ドキュメントバラエティ『あいの里』に“パチゆみ”出演して大きな話題を集めたが、藤田の後押しで出演が決まった。

――なぜ、お母様の出演を後押しされたんですか?

普通に彼氏作った方がいいんじゃない思って。お母さんの恋愛全然見てないなって思ったんです。

弟はまだ母と暮らしてるんですけど、もうすぐ独り立ちするから、お母さんが寂しくなっちゃう。

やっぱ誰かと一緒に、将来を支えてくれる人と出会った方がいいんじゃないかなって。だから、勝手に送りました。

母は普段の行動力はすごいんですけど、恋愛面ではあんまり。

久しぶりにお母さんが恋愛してる顔を見ました。ざわざわしましたね。送り出してよかったです。

――番組で見たことのない姿を見て、お母様との関係は変わったりしましたか?

関係は変わってないかもしれないですね。友達みたいな関係性で、ずっと仲いい。

だから恋愛の話もずっとお互いしてきたし。本当、母には何も言ってないことがないくらい。

――では、本を出すことはもう?

あ、言ってないですね(笑)。プライベートなことは全部話してますけど、仕事の報告はそんなにしないかも。もう27歳なんでね。

――お母様に感謝を伝えるとしたら、どんなことを伝えたいですか?

やっぱり、たくさん愛情持って私を育ててくれて、本当にたくさんありがとう。愛を教えてくれてありがとうって言いたいですね。

私も愛のある人間になれるように母からの愛を受け継いでいきたい。

母と違って、恥ずかしがり屋に育っちゃったけど…。でも、いろんな人に愛のある言葉をたくさん伝えていきたい。

――悩みを抱えた子にエールを送るとしたら、どんな言葉を送りたいですか?

自分の可愛いは、絶対に自分が持ってる。流行りに流されないで、ちゃんと自分を見つけ出して、『自分は可愛い』って思えれば、それが1番。

いろんな人に自分自身のことを好きになってもらいたい。悩んでいる人たちの背中をそっと押せたらいいなって思います。

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藤田ニコル(撮影/矢島泰輔)
藤田ニコル(撮影/矢島泰輔)
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取材・文/羽田健治