「“語るか、語らないか”だけ」中川学の漫画を読んだ感想

そして根本敬トークが落ち着いたところで、改めて中川氏の漫画の感想を聞いてみると……。

ナナさん  『くも漫。』は倒れているシーンが結構痛々しくて、うわっとなっちゃったのですが、『探さないでください』とかは本当に面白い。まるで太宰治のような。

――中川さんは本当に包み隠さず、かっこつけず、恥ずかしい部分とかも漫画に描いてさらけ出してますよね。そこが面白いのですが、恋愛相手としてみたとき、そこに抵抗とかはなかったですか?

ナナさん そうですね、そういった部分は“語るか、語らないか”だけだと思うんですね。だからそこに対しての抵抗的なものは全くありません。

初対面ながらいい雰囲気で話す中川氏(左)とナナさん
初対面ながらいい雰囲気で話す中川氏(左)とナナさん
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――では逆に、中川さんが漫画家として活躍されていることについてはどう思われますか? ネットの声など見ると、「漫画家という職業は婚活するうえで相当なアドバンテージだ」という声もありますが。

ナナさん もちろん自分の考えをアウトプットできるすごく尊敬できる職業なのですが、漫画家さんだから会ってみたかったというよりも、シンプルに中川先生の雰囲気がいいなと思ったという感じです。

中川学 えっ! それはどういう意味で……?

予想以上の盛り上がりをみせるお見合い企画。この後ついに、婚活をするうえで最大の障壁になっている「年収200万円」問題について、ナナさんが率直な思いを語る。

後半へつづく

【漫画】『婚マン 独りで死ぬのはイヤだ』を読む

取材・文/集英社オンライン編集部