温暖化により高止まりする飛散量
東京都が発表している令和6年度東京都花粉症対策検討委員会の飛散花粉数の経年変化(図1)によると、2023年からほぼ横ばいになっているのがわかる。
「夏が暑かった翌年はよく飛散する」「表裏がある(飛散量が多かった翌年は少ない)」と言われているが、近年異常な暑さが続く影響で、飛散量は高止まりしてしまっているのだ。
「花粉症の大きな原因となっているのは、1960年頃に最も多く植えられたスギとヒノキの人工林です。これらの木が生長し、成木の割合が増えていて、花粉がたくさん飛ぶのです。極端な話これらのスギが花粉を出すのをやめる2100年頃には花粉症患者は減るのではないでしょうか(笑)。つまり今、日本で生きる我々にとって花粉から逃れる術はありません」
※https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2025/01/23/03.html