2019年時点では4800円を想定していたチケット代

「ごく簡単に言い換えれば、『時間選好』の強弱は、我慢できるかできないか、ということですが、例えば医学領域では『時間選好』が強い人は喫煙や肥満などのリスク行動の可能性が高い、という研究結果もあります。現在、2025年日本国際博覧会は建設中であり、全体としてどんな博覧会になるのか、最終的には明らかになっていませんが、公表されている建設費から予想するだけでも今年他のイベントでは見ることはできないほどの豪華さであると期待できます。

自ら2025年日本国際博覧会に出向けば、他のどんなイベントよりも楽しさや感動など得られる価値は大きいでしょう。また、今後、注目すべき行事やイベントも多数発表されていくでしょう。そのようなことを考えると、開幕後に自ら足を運ぶことのほうがメリットが大きく、今は理性的になり、我慢して、転売は思いとどまり行動されることをおすすめします」

2019年時点で、入場料はおよそ4800円と想定していたが、警備費や運営費の増加という理由から、最終的に7500円にまで値上がりした大阪・関西万博。当初の想定からおよそ150%の値段になったことは、チケットの定価割れの転売にどれほど影響しているのだろうか。

チケットの値段は“お得”と感じるほどの盛り上がりを期待したい。

万博の公式キャラクター・ミャクミャク
万博の公式キャラクター・ミャクミャク
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取材・文/集英社オンライン編集部