Gさんが「怒りに震えた」という江尻被告の手紙の内容
江尻被告からの手紙は7枚にも及ぶもので、謝罪に始まり、Gさんの家族に関することにまで触れられていたという。さらにはこんな記述も。
“(武田)佑氣は○○のことを気に掛けてつねに心配していた。すべて解決したら楽しく食事をしたいと話してたよ。俺はどうしようもないクソ人間だけど、佑氣は俺に言われてやっているだけで、本当にいい子だから許してあげてほしい”
「手紙には『Gは素敵な女性ですが、他の人とは違う愛情の芯みたいなものを感じます。どうかこの先、Gにとって素敵な人を見つけてほしいです。そして幸せになってください』とも書かれていました。
甘い言葉を書いて謝れば、まだ私が許すと思っているのでしょうか……」
Gさんは江尻被告に金を渡すために、幼稚園の頃から貯めていた貯金や2人の子どものためにかけていた学資保険などを解約してしまっただけでなく、車も売り払っていた。
「今は貯金額が20万円を切っている状態です。日々のパート代で得られる、月収20万円にも満たない金額で暮らしていくのは本当にカツカツです。
これまでこんなにお金に困ったことはありませんでした。お金がないことの惨めさをつくづく感じる日々です」
Gさんはそう言って涙ぐんだ。