時代とともにヨーヨー文化が定着し、第3期ではブームが再燃

かくいう筆者も、第1期に流行ったハイパーヨーヨーのど真ん中世代であり、ヨーヨーのトリックを認定してもらう「認定会」へ足繁く通っていた。技を覚えるために教本やビデオを何度となく見て、ヨーヨーイベントにも参加するなど、かなり夢中になったのを覚えている。

ハイパーヨーヨーアクセルをプレイする筆者
ハイパーヨーヨーアクセルをプレイする筆者

その後、ヨーヨーブームは沈静化したものの、2003年からは再びムーブメントを作ろうと第2期がスタートする。「だが第2期は一定の盛り上がりは見せたものの、社会現象化するまでには至らなかった」と大牟禮さんは話す。

次の第3期は2010年から2014年まで続いた。この期からヨメガやダンカンのほかに、ヨーヨーファクトリーも新たに加わり、メーカーごとに特色をつけてヨーヨーを売り出したのが特徴となっている。

第3期に行われたイベントの様子。写真は次世代WHF(ワールドホビーフェア)2012年冬
第3期に行われたイベントの様子。写真は次世代WHF(ワールドホビーフェア)2012年冬

そんな第3期も、約4年ほどのプロモーションののちに収束。その後、およそ10年近くはハイパーヨーヨーの動きは見られなかったが、2024年6月に公式Xで突如、復刻を示唆する投稿がなされ、SNS上で話題に、待望の第4期が始まることへの期待感が高まっていた。