かつてのヨーヨーブームを目指すうえでは「大人のユーザー獲得」が鍵に

2024年7月にハイパーヨーヨーアクセルを発売して以来、当初のターゲットに据えていた小学生に加えて、第1期ハイパーヨーヨーをやっていた大人世代の購買にもつながり、販売計画を超える好調ぶりを維持しているという。

コロコロコミックとのタイアップ企画やバンダイ公式YouTubeチャンネルによる動画配信、全国のおもちゃ売場での体験会実施など、各プロモーションにも力を入れたことで、順調な滑り出しを見せた第4期ハイパーヨーヨー。

“黄金時代”と呼ばれる第1期の盛り上がりを再燃させるためには、「大人のユーザー
の裾野を広げていくことが鍵になる」と大牟禮さんは説明する
“黄金時代”と呼ばれる第1期の盛り上がりを再燃させるためには、「大人のユーザー
の裾野を広げていくことが鍵になる」と大牟禮さんは説明する

「ハイパーヨーヨーは過去に全世界累計3000万個販売したという実績があるので、過去にハイパーヨーヨーで遊んでいたユーザーも沢山いるはずですが、そういった潜在ユーザーにはまだまだ訴求しきれていません。

ここをいかに開拓し、ヨーヨーの魅力をお子さまやお孫さまへと広めてもらえれば、自然とユーザーが増えていくと考えています」

海外展開については、すでに販売開始している中国を皮切りに、今後は韓国や北米、欧州へと販売網を拡大を狙っているとのこと。

ハイパーヨーヨーブームは再び訪れるのだろうか。その動向にこれからも注目したい。

取材・文・撮影(人物)/古田島大介