「熱戦!!学園祭の巻」(ジャンプ・コミックス32巻収録)
今回は、両さんが学園祭の模擬店でひと儲けを企むお話をお届けする。
地域への奉仕作業として派出所の面々は、亀有大学の模擬店に参加することになる。もちろん対価はなし! だ。まったくやる気の出ない両さんだったが、部長と張り合うことになり、男の意地とばかりに本腰を入れることに。
かくして両さんは本職の香具師に商売道具をそろえさせて出店し、口八丁手八丁の商売人ぶりを発揮しようとするが……。
本作で両さんは客の反応を見てすぐさまジョブチェンジ! その臨機応変ぶりもさすがだが、もっとすごいのが、好評の綿菓子売りを見た他の模擬店から機材を都合してくれるように頼まれたことへの判断だ。なんと機材自体をレンタルするのではなく、機材と材料を貸して模擬店を経営させ、売上の大半を巻き上げるのだ。いわば模擬店のフランチャイズ……。
いささかあこぎではあるが、両さんの発想力、商売力のすごさにはつい唸らされる。
それでは次のページから、両さん流屋台経営術をめぐるお話をお楽しみください!!