「両津大明神の巻」(ジャンプ・コミックス58巻収録)

今回は、初詣客が参拝する際に使う賽銭を目当てに、両さんが急ごしらえの移動式神社で一攫千金をねらうお話をお届けする。

有名な神社近くの空き地に、展開式の神社セットを備えたトラックを停め、参拝客を次々と呼び込むのだが……。

ちなみに、神職が求められた場所に出向いて神典や祈祷を行うことは今でも見受けられる。家を建てる際の地鎮祭を見たことがある方は多いだろう、また、移動式の神社も実在していて、参拝に赴くことが難しい人の所に、コンパクトな神社のセット込みで出張する。

ちなみに、神社などの宗教法人を開くには都道府県知事または文部科学大臣の認証を経て法人格を取得しなければいけないし、神職に就くためには神職資格取得課程のある大学に入るか、全国に7つある神職養成機関のいずれかに入所するかの必要がある。

よって、本作における両さん謹製の神社も神職の格好をした両さんも、もちろん偽モノ。ご利益はないと思った方がよい。

それでは次のページから、両さんの怪しい即席神社ビジネスをお楽しみください!!