「泉大津中央通り商店街をインフルエンサーの街にします」

立花氏はその勢いをもって、泉大津市長選に出馬した。実は泉大津は立花氏の故郷で、地元の事情にはさすがに明るい。

公約については「僕が(市長)やったら、ユーチューバーとか有名人連れてきて泉大津中央通り商店街をインフルエンサーの街にします。ホリエモンとか呼んできて。ふるさと納税の返礼品をユーチューバーのオリジナルグッズにする」と話した。

ふるさと納税で市の収入を増やし、これを財源にコロナワクチンやごみ袋の無料化などの生活支援に回す構想だという。

演説と記念撮影の後も5時間話し続けた立花孝志氏(撮影/集英社オンライン)
演説と記念撮影の後も5時間話し続けた立花孝志氏(撮影/集英社オンライン)
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さらに、NHKが受信可能なテレビを捨ててチューナーレステレビを購入した人に助成金を出し、NHK受信契約者の減少を促すとも述べた。

選挙では3選を目指す無所属現職の南出賢一氏(44)も出馬し一騎打ちとなる。立花氏は南出氏の市政に不満はないとし、自分が当選したら「南出氏に副市長をやってもらいたい」とも述べた。選挙の見通しを聞かれると「感触は余裕(で勝てる)でしょう」という。

立花氏は兵庫県知事選後、斎藤氏の対立候補を現職市長が支持した南あわじ市で来年1月に行なわれる市長選に出ると宣言していた。その後、急遽故郷の泉大津市長選に出馬したが、落選すればやはり南あわじ市長選に出るという。

5時間にわたる質疑の最後に「単に市長になりたいだけであって、どこでもいいということですか?」と聞かれて、「どこでもいいですよ」と即答した立花氏。

立花市長が誕生するのか、それとも、立花支持者と抗議者のバトルの場が拡散していくのか――。                                                 

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班