なぜ“半ケツ“で?
その一方で、ホットパンツに編みタイツ、そして猫耳のカチューシャをつけてビラ配りしていた“セクシー業界”で働くAさんに話を聞くと、「ボランティア」とは言わなかった。Aさんは一体どんな経緯でビラ配りすることになったのか。
「10月初旬頃に普段、いろんな案件(仕事)の声をかけて下さる政治マニアのおじさんから『衆議院議員のお手伝いをするんですけど、よかったら一緒に行きませんか?』とLINEが来たんです。私は興味があったので『いつですか?』と返したら『10月18日から27日の間のどこかでどうか』と来ました。私はお仕事だと思って引き受けました」
Aさんいわく“仕事だ”と思って引き受けたというが、“報酬”がいくらだったかAさんは答えなかった。
「それはちょっと言っちゃいけないことみたいなんで…。私が動いたのは2日間で。朝から田園調布駅に集合し、自由が丘や中目黒などを回り、チラシを配ったりウグイス嬢をやったりしました。初日は、田淵先生にお会いしました。
チラシ配りをする際に『(女の子の)顔が見えるように配ったほうがいいんじゃないですか』と提案したら、田淵先生が『それいいね!』と言ってくださって、チラシ配りは顔が見えるようにして配りました」
田淵容疑者とビラのまき方まで話したというAさん。だが、そもそもなぜAさんは半ケツ姿でビラ配りをしたのか?
「事前に服装について注意もされなかったし、私は私の普段着で網タイツとホットパンツをはいていただけです。最初はスウェットをはいていたのですが、いつでも脱げるようにホットパンツを仕込んでたんです。で、暑かったので脱いだというだけ。選挙だから清楚な格好で挑まないといけないとか、真面目風に見える格好をしないといけないなどとは考えませんでした」
「ハレンチすぎる」「けしからん」とネット上で話題をよんだ田淵容疑者は、選挙では1万4000票余りを獲得するも立候補した5人中最下位で落選した。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班