「一緒に座っていたウグイス嬢の胸をいきなり揉んだらしい」
祖父は大蔵官僚から政界に転出、第一次大平内閣で大蔵大臣を務めた金子一平氏(1989年に死去)、父はその地盤を受け継いで国交相や特命担当相(規制改革担当など)を歴任した金子一義氏(81)。
地元では怖いもの知らずのスーパーボンボンは、大卒後不動産会社勤務を経て2006年から父の秘書を務め、2017年に地盤と看板を受け継いで岐阜4区から初出馬して当選、21年の総選挙で再選した。
妻と2男の子宝にも恵まれたが、22年には10歳年下の女性秘書との不倫疑惑を週刊文春に報じられるなど、下半身の充実ぶりはつとに知られていた。
そして今回、裏金問題などで逆風真っ只中に出馬、3選を目指して精力的に選挙区を駆け回っていたのだが…。
地元の政界関係者がいう。
「選挙終盤の10月25日午前、金子が街宣車の車のなかで一緒に座っていたウグイス嬢の胸をいきなり揉んだらしいんだ。
被害女性は街頭演説場所に着くなり、その場にいた女性地方議員に『金子さんとは一緒に車に乗りたくない。降りたい』と相談して発覚したんだけど、その場には野田聖子さんや県議のドンなど自民党の大物も顔をそろえていた。
金子は促されてウグイス嬢に謝罪したものの、彼女は『金子さんの選挙のために一生懸命にやっているのに、そのさなかにこんなことをやるなんて信じられない』と怒りが収まらなかった。
告発も検討したらしく、情報が一気に広まって相手陣営や報道陣の耳にも入ってしまった」
翌26日には、当日応援に訪れた野田氏らに対し、金子選対の関係者からこんなメールが送信されたとの情報が関係者の間で駆け巡った。
「おはようございます。昨日は貴重なスケジュールを割いて可児に入っていただいたのに、最後にお耳汚しをしてしまい申し訳ありませんでした。該当の案件はすべての個人演説会終了後に候補が行為を認め、被害女性に謝罪する形で一応の決着を致しました。大変お騒がせ致しました」