「実際はバツ2で実子も3人いて、孫まで1人」
その後、江尻容疑者と秘書役の武田容疑者の「財布をなくし、口座も凍結されたため、事業に必要な1000万円を数週間だけ貸してほしい」という言葉をまんまと信じてしまった。
金を貸した途端、江尻容疑者とは連絡が取りづらくなって会う機会も減り、2024年になってからは電話もLINEも音信不通になってしまった。そんな中、8月に突然「今後の返済方法と付き合いについて話したい」と連絡が入り、江尻容疑者と再会することになったという。
「そこで江尻は、『実は結婚詐欺を繰り返していた』と白状しました。私は江尻に『もし子どもができていたらどうしたのか』と問うと『堕ろさせてた』と言いました。そして半笑いで『とか言って年齢的にできないでしょ』と言われ……なんて酷いことを言うんだと。
人の気持ちを弄び、申し訳ないと思わないのかと聞いたら『大人なんだから了承済みでしょ』って。私を騙していた当時は未婚で子どもがいないなんて言ってましたけど、実際はバツ2で実子も3人いて、孫まで1人いることもわかりました」
また、前回(#1)の記事で取材に応じたBさんいわく、「江尻は数名の未婚女性とも結婚の約束をし、避妊もせずに行為をしていたようです」と言う。
「私は江尻から結婚詐欺の話を打ち明けられ、被害者の方に弁護士を紹介した身なので、何人もの被害女性と会いました。いろんな女性に対し避妊具なしで行為をしていたようで、なかには性感染症に感染してしまった女性もいたようです。
また、本当に妊娠願望もあった女性もいたので、騙されたとわかった今、毎日誰にもぶつけられない思いで鬱屈としているようです」(Bさん)