贅沢三昧、価値観が狂ったその後の人生

パパ活に勤しむ女性は、住まいとしてマンションをあてがわれ、自由に遣えるカードと月に50万円前後のお手当てをもらうなんてこともある。しかし、そんな生活は長くは続かないのだ。

「急に、住まいも月々のお金も取り上げられ、生活もままならない。ここまで気前のいいパパはなかなかいないですから、結局パパ活では立ち行かなくなります。その女性は、今は出稼ぎ風俗嬢になりました」(パパ活メディアを運営・リケイさん)

太パパと呼ばれる男性は、相手女性から恨みを買わないような術も熟知している。手切れ金もしっかりと渡すのだ。

「後腐れないように、手切れ金として1500万円を渡したのちに女性と関係を絶った経営者の友人がいます。その後、『飛田新地で働いているらしいんだ』と、写真を見せながら笑っていました」(貿易関係の会社社長・レイさん)

女の子が撮影したレイさん
女の子が撮影したレイさん
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超富裕層、女性たちが“太パパ”と呼ぶ男性にはこのように「女性が転落していく人生を見ること」自体を“リアル人生ゲーム”として楽しむ層がいる。このように、人生ゲーム化されてしまう女性たちには「共通項がある」とレイさんは話す。

「家庭環境のよくなかった子は多い。あとは、お嬢さま学校と呼ばれるような大学に通っていて、実は普通の家庭の子が結構いますね。周囲は、普通以上の家庭環境下におり、ほしいものや住みたい場所はご両親が提供してくれる。『キラキラしていていいな』と周囲の真のお嬢さまである友人に触発され、パパ活をしているようです。

実際、過去に風俗店のオーナーが関西のお嬢様さま学校に通う女性に贅沢三昧をさせたのち、金銭感覚を狂わせ自分のお店で働かせた。これを恨んだ女性が、従業員男性と手を組み、オーナーに手を掛け事件化したこともあります」(前出・レイさん)

恨んで強行に及ぶのは男性だけではないのだ。

超富裕層のこのような男性たちは、パパ活を行う女性とどこで出会っているのか。前出、リケイさんは言う。

「交際クラブAが多いです。アプリには若い世代も目立ちますが、交際クラブの方が年齢層が高いので超富裕層と呼ばれる方も多いです」(前出・リケイさん)

一方、前出のレイさんは「倶楽部の女の子は嫌だ」と話す。プロのような女性に対し、好ましいイメージがないという。