朝ドラ新ヒロイン・髙石あかりは何者?
10月29日、2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインを俳優・髙石あかり(21)が務めることがNHKの記者会見で発表された。
現在放送中の『おむすび』の橋本環奈、前作の『虎に翼』の伊藤沙莉、そして来年度前期の『あんぱん』の今田美桜など、近年のNHK連続テレビ小説(以下、朝ドラ)には知名度のある俳優が起用される中、本作の高石は2892人の応募があったオーディションから大抜擢された。
とはいえ、朝ドラの視聴者層からすると「誰?」という反応が上がるのは仕方がないだろう。しかし、一部界隈ではしっかりとファンをつかんでいる。
18歳のときにスタントパフォーマーの伊澤彩織とダブル主演で、女子高生殺し屋コンビを演じたバイオレンス・アクション映画『ベイビーわるきゅーれ』(2021年)が大きな反響を呼び、すぐさま続編となる『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』(2023年)が制作された。
さらに、今年9月に3作目となる『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』が公開されただけでなく、同月には『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』(テレビ東京系)としてドラマ化もされている。まさに「カルト的な人気」を誇るシリーズのため、映画好きの間で彼女の知名度は高いのだ。
二番手、三番手として主役を「立てる」演技力
そうなると「サブカル女優」感も否めないが、彼女が所属しているのはエイベックス・マネジメント・エージェンシーだ。
12歳から大手芸能事務所に所属しているため、前出の『ベイビーわるきゅーれ(以下、ベビわる)』シリーズだけでなく、出演作は枚挙にいとまがない。
例えばドラマ『墜落JKと廃人教師』(TBS系)でHiHi Jetsの橋本涼のヒロイン役を、映画『わたしの幸せな結婚』(2023年)では今田美桜をいじめる異母妹役を熱演している。
インディーズからメジャー作品まで幅広く出演する彼女だが、映像会社に勤めるA氏によると「髙石さんは毎回のようにキャスティング会議で名前が挙がる」ほど「業界人ウケ」がいいという。なぜなのか?