2025年「柳宿」。柳のようなしなやかさが大事に

かねて「2020年から大きな時代の曲がり角、転換期が始まる」と言い続けてきた水晶玉子先生。2025年はいよいよ、その曲がった先の世界が見えてきそうだというが、いったいどんな年になるのだろうか。

「今年の11月20日から、破壊と再生の星と言われる冥王星が、権威や組織を司る山羊座から平等やテクノロジーを象徴する水瓶座へ移動します。

これは、世の中の仕組みや価値観が逆転するようなことが起こりやすいことを意味しています。

水瓶座は自由や友愛、進歩や革命を象徴する星座で、型にはまらず今ある価値に捉われない傾向を持ちます。

なので、変化にも柔軟に対応していく人がさらに強い力を発揮するのではないかな、と思います」

水晶玉子先生
水晶玉子先生
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「10年で運気が一巡する十干の占いでは、2024年は『甲(きのえ)』で“木の陽の気”の年。これに対して2025年は『乙(きのと)』で“木の陰の気”の年にあたります。

陽の年には世の中の空気や人の意識など目に見えない部分が変わり、陰の年には、それが目に見える変化として現れるといわれています。

なので、2025年も引き続き、良いことも悪いこともどちらももっとわかりやすく表に出てくるでしょう」
 

「オリエンタル占星術」によれば2025年は「柳宿(りゅうしゅく)」の年。

細く枝分かれした柳の枝のように細かい選択肢が増えるなかで、まさに風に揺れる柳のようにこれまでのこだわりを捨て、柔軟さやしなやかさを身につけることで苦難を乗り越えることができるという。

「柔軟にいろいろなことを受け入れて選択肢が増えると迷うことも多くなりますが、2025年はそんな迷いも案外、有意義だったりします。

迷っているようで、実はその期間も結論に向かって前進していますし、迷うことで考えが深まったり、個性が磨かれることもある。

逆に迷わないと自分の可能性を狭めてしまうことにもなります。未知なるものを恐れず、選択肢を増やし、その中から選択していくことがよい結果につながるはずです」

「オリエンタル占星術での2025年の開運カラーは赤とシルバーと白。ラッキースポットは交流を深められる場所や、専門的な楽しみを享受できる場所。2025年の後半は故郷や田舎もいいと思います」