立ち往生した自分の車を助けてくれた人を一瞥もせず…
総裁選への挑戦が5度目となる石破氏は24日、地元・鳥取で総裁選への出馬を正式に表明する。
「これまで党内基盤がぜい弱で、何度も大派閥の壁に阻まれてきましたが、派閥がほぼ解消された今回の総裁選が、石破氏にとって最初で最後と言ってもいいくらいのチャンス。地元で出馬を表明することで、地方を大切にする姿勢もアピールし、自身の強みである党員票をさらに上積みしていきたい考えです」(全国紙政治部記者)
しかし、党内での不人気は相変わらずだ。
「1人で黙々と本を読んで勉強することには熱心ですが、後輩の面倒見は悪く、人望はありません。一時期は自身の派閥も率いていましたが、1人、また1人と離れていき、最近石破さんの近くにいる議員は、地元・鳥取選出の人ばかりという有様でした」(前同)
ある永田町関係者も、数年前の石破氏のこんな姿を記憶する。
「ある雪の日、永田町近くで立ち往生している車があったので、近くにいた数人で『大丈夫ですか?』と車に駆け寄りました。すると、後部座席から降りてきたのが石破さんだったんです。
でも、石破さんは私たちを一瞥もせず、感謝の言葉をかけることもなく、運転手を残してそのままどこかへ行ってしまいました。こんな性格じゃ、党内で人気もないはずだと納得しましたよ」