野田氏、高市氏 2人の女性首相候補は
2021年の総裁選に出馬した野田聖子氏も、推薦人集めに向けて動き出しているが、順調ではないようだ。
「野田氏本人は近い議員に『今回もまた、推薦人集めをよろしくね!』と頼んでいるが、前回の総裁選で推薦人になった議員に対して、その後なんのフォローもない。今回もまた20人の推薦人を集めようなんて、虫がよすぎるのでは」(野田氏周辺)
前回、数人の推薦人を出した二階派も辛らつだ。ある議員はこう話す。
「推薦人が集まらず困っている野田氏に二階派が手を差し伸べたから総裁選にも出られたのに、その後、岸田政権で非主流派になった二階派への遠慮もなく、自分は喜々として大臣になった。今回は絶対に支えない」(二階派議員)
同じく、前回の総裁選に出馬した高市早苗経済安保相も、苦境に立たされている。
「高市氏の後ろ盾となっていた安倍晋三元首相が亡くなり、高市氏の求心力も一気に低下しました。高市氏も野田氏と同様、『前回推薦人になったのに、その後の恩返しがない』と議員から不評を買っています」(自民党関係者)