夫婦でデュオのリサイタルも開催していたが

齋藤容疑者はXの更新をかなりマメにしており、逮捕前の6月10日にもアップ。昨年の7月にはANA便を利用しているとの投稿もあった。前出関係者は「さすがにエプロンの話にはならなかったけど」と容疑者とこんな話をしたことも覚えていた。

「彼は移動と言ったら必ずANAを使ってたようで、マイルの貯め方や使い方のコツをいろいろと教えてくれたものです。ここ1、2年の話でしたかね」

エプロンを好むなどの性癖が見え隠れする一面はあったかと聞くと、「それはまったく感じなかった。パリ留学時代は女性と交際もしていたようだ」と振り返る。

「パリ時代は何人かの女性と付き合ったと話してましたよ。だけど2年前に『ようやく僕も落ち着くことになりました』と、プロのヴァイオリニストさんとご結婚されたんです。

(所属事務所HPより)
(所属事務所HPより)

最近では夫婦でデュオのリサイタルを開いていますが、新婚当時、彼女は東北で活動することが多かったので、一緒に暮らす機会はなかなかなかったようです。そういう意味では孤独を募らせていた部分もあったのかもしれない」

齋藤容疑者の2022年のXの投稿では、妻とともに仲睦まじくツーショットでの写真をのせた年賀状も投稿されていた。齋藤容疑者を大学時代から知るイベント関係者は報道に対し「まったくもって信じられない」と言う。

「朗らかで愛嬌もあって、芸術家にありがちなプライドの高さや気難しさもなく、バランスの取れた青年でした。お酒も好きでワインと日本酒をよく飲んでいました。

地元愛が強く、山梨の『七賢』という日本酒もよく飲んでいましたよ。だからといって酒癖が悪いなどは一切なく、ただ飲み続けて音楽の話とか次やるコンサートの話とかを延々と楽しくするようなタイプでした。

奥さんと打ち上げの場にご一緒することもあったけど、サバサバとした女性で対等なご夫婦という感じでした。はたして奥さんはこのことを知っていたのかどうか。彼だけでなく奥さんの今後の活動を思うといたたまれない」