3年前には交番や参考人室で2人の警察官と…

「科学捜査」が決め手になったというわけだ。
兵庫県警といえば、尼崎東署の交番で妻帯者の男性巡査部長(当時32)と独身の女性巡査(当時21)が3回に渡って情事に及んでいたことが2020年3月に発覚。翌2021年5月にも、いずれも既婚者だった女性巡査部長C子(当時29)と男性巡査長D(当時26)、男性巡査部長E(当時33)が交番などで不倫行為を重ねていたとして、C子が減給3か月の懲戒処分を受けるなどし、C子とDはその後依願退職している。

「C子巡査部長は交番で一人で勤務していた時間に、非番のD巡査長にLINEで『差し入れに来て』とねだり、やって来たDと交番休憩室で性行為に及んだりしていました。その後Dと別れると、今度は所轄署の刑事課に勤務していたE巡査部長とデキてしまい、当直勤務中に署内の参考人室でキスをするなどしていました。『C子が不適切な交際をしている』との内部通報で県警が調べると、C子は『けじめがつけられなかった』と話したといいます」(当時を知る記者)

兵庫県警(写真はイメージです)
兵庫県警(写真はイメージです)

今回、A巡査部長とB子巡査長の問題の発表を受け、県警担当記者は「交番内でヤラかした警官のことがまた表に出て、兵庫県警は懲りないなと思いますね」とため息をつきながら、背景にある警察内部の変化について解説する。

「これまで女性警官といえばミニパト勤務が主流だったんですが、最近の男女平等の流れで一般のパトカーに女性警官が乗務する機会が増えました。パトカー勤務でペアになると四六時中一緒に行動することになり、そこでデキちゃったんでしょうね。警察内の広報紙でも女性警官のパトカー勤務がよく取り上げられているだけに『なにやってんだ』という話ですよ。一応二人の名誉のために言うと、パトカー内では多分していないと思います。腰回りの装備もいっぱいありますし、さすがに目立ちますからね。とはいえ交番内だってダメですよ」(県警担当記者)