兵庫県警は「再発防止に努めて参ります」とコメント
警視庁や各都道府県警は警察官を採用すると、全寮制の警察学校で法律知識や捜査技術を教え、身体を鍛えさせる。兵庫県警は関西を代表する高級住宅街、芦屋に置く警察学校での生活を「日本一厳しい」と誇り、数年前には地元紙に中での生活を見せている。
当時の記事によれば、生徒には「根性坂」と呼ばれる高低差33メートルの急斜面を鉄板入りのベストなど総重量15キロの装備を身に着けてダッシュすることが課せられると紹介。「これが『日本一厳しい』といわれるゆえんです」と説明した教官が、「初めは息も絶え絶えの学生が、心も体も鍛えられ、卒業時は8往復も朝飯前ですよ」と、警官の卵の成長ぶりを自慢した様子が書かれている。
実はこの警察学校を取材したある新聞記事に、処分を受けたB子巡査長は登場し、規律を徹底する警察学校の重要性を語り、非行少年に寄り添う少年課の警察官になる夢を語っていた。
今回の問題発覚を受け兵庫県警はコメントで「職務倫理教養や業務管理を徹底し、再発防止に努めて参ります」とも強調したが、警察学校のメニューがさらに厳しくなるのだろうか。県民の信頼に背き家族に迷惑をかけた責任は大きいが、ふたりは幸せなのだろうか。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班